本計画は、浅草で2棟目となるホテル開発事業です。
35坪の土地を最大限に活かし13階建てを実現させた、高層の狭小ホテルです。国際観光都市浅草として、西洋建築が流行した1920～1940年(大正中期～昭和初期)時代の様式「アールデコ」をデザインテーマに設計を進めました。 当時、西洋のモダンなデザインとして「アールデコ様式」が浅草周辺に広がり、その伝統を継承して行こうと浅草六区街では取り組んでおります。本建物も、その伝統様式を継承していくデザインを心がけました。
外装メインファサードは、基壇部、柱身(ちゅうしん)部、頂部といった伝統的な3部構成の設えとしており、その表情の関心を垂直性の獲得へと向けられたデザインとしております。
パブリックは、幾何学模様のステンドグラスをシンボルに、シックでシンプルなアールデコスタイルの雰囲気となっております。 客室は、大正ロマンなレトロカラーからカラフルやナチュラルシンプルカラーまでの多彩な雰囲気の部屋、上層階のワンフロア1室のスイートルームは、狭小ホテルならではの特徴的な部屋となっております。
アールデコスタイルのモダンで小粋なプチホテルが、下町浅草にまた一つ誕生致しました。

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