本計画は、土地取得からホテル建設までを一貫して取り組んだ、初めてのホテル開発事業となりました。
36坪の角地を最大限に活かした、マンションスタイルの10階建て高層の狭小ホテルです。下町浅草の立地として、江戸時代を意識した「お江戸」をデザインテーマに設計を進めました。
お江戸とは、江戸時代そこに住む将軍への敬意を示す、江戸だけ特別にみられる意味。ホテルに置き換えて、「滞在するお客様への敬意～もてなす」と考えました。
日本ならではの奥ゆかしさ、和やかさ、居心地よさを意識し、ベージュとダークブラウンカラーでパブリック内外装を統一、簡素ではあるが落ち着きのあるスタイル「江戸風モダン」な建物となりました。
インテリアは、江戸文化で栄えた歌舞伎をテーマとし、客室を「江戸三座」に例え、江戸時代を通じて日本独自の伝統である「定式幕」の色を初夏・秋・冬の季節を3タイプにイメージ･アレンジして創り上げました。
全ての客室が南側に面し明るくて日当たりのよい部屋、上層階にスイートルームの部屋を設けたことで、他のホテルとの差別化を図っております。
江戸風モダンで小粋なプチホテルが、下町浅草に誕生致しました。

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